表ハムラ法 術後経過

こんにちは!

THE CLINIC 形成外科専門医 石塚 紀行です。

40代女性 目の下のクマに対して、表ハムラ法を行った術後経過をご紹介します。

目の下のご相談は非常に多いですが、状態によって治療が異なります。

これは後日まとめますのでお待ちください。

今回のケースはこちら。

最も適しているのは何でしょうか?

注入?脱脂(+注入)?ハムラ法?

眼窩脂肪の飛び出しによる膨らみ、クマの溝、皮膚にやや弛みがありますね。

なので、ベストは表ハムラ法です。

表ハムラ法は飛び出した脂肪を下方向に移動させて膨らみをなくし、靭帯処理による溝の解除と皮膚の弛みも全てやっつけられるのです。

ただ下瞼の睫毛の生え際に傷が出来ることが許容出来ればという事になります。

術前、術後3ヶ月ですが傷分かりますでしょうか?

術後3ヶ月でかなりキレイになっていますね。

次に術前と抜糸直後です。

抜糸直後もこれくらいの赤みと内出血ならお化粧やコンシーラーで隠せる範囲かと思います。

抜糸までは糸が目につくので目立ちますがそこと傷が出来ることが許容出来るなら、表ハムラはとても良い手術です。

もちろん、これくらいのクマならば術後に弛みが残るのを承知で脱脂と脂肪注入でも良いと思います。

弛みがあとから気になるようなら皮膚切除と眼輪筋吊り上げで弛みを後から改善することも出来ます。

ダウンタイムをどの程度までなら許容範囲かなどで術式を選んでいただければと思います。

注入のみではこの変化は出せません。

少なくとも写真などの静止画ではかなりいい線までくると思いますが、クマの原因となる根本は変わっていないためあくまでも凹凸を注入で埋めるだけの応急的な治療になります。

その辺りも含めて検討して下さい。

最後に術前、抜糸直後、3ヶ月後の経過を比較して載せます。

一気にお目元が若返りましたね。

膨らみも溝も弛みも全てやっつけられました。

これが表ハムラ法の威力です。

注入しか出来ない、脱脂と注入しか出来ない医師はそれが万能であるかのように勧めてきます。

ただそれしか出来ないだけです。知らないだけです。

どのパターンのクマでも全て出来る医師に相談しましょう。

クマでお悩みの方は是非一度カウンセリングにお越し下さい。

ベストな方法を一緒に考えましょう。

お待ちしております。