表ハムラ法 術中写真も載せつつ少し解説します。

こんにちは!

THE CLINIC 形成外科専門医 石塚 紀行です。

表ハムラ法 術後1ヶ月後の経過です。

まずは正面の術前と1ヶ月後

笑顔の術後と1ヶ月後

この方のように中顔面のボリュームが不足している場合は、脱脂のみでは改善が難しく場合によっては脱脂したことで気になっていた窪みが酷くなったと感じる方も多いです。

ハムラ法か脱脂と注入も併用が望ましいです。

注入のみは写真では改善しても、笑いなど表情を作った際の飛び出しは良くなりません。

今回はハムラ法を選択しました。

理由としては、

①中顔面のボリュームが足りないので脂肪を捨てずに活用出来るため注入が後から検討できること。

②ハムラ法では靭帯処理を行うので脱脂では改善出来ない溝の改善も見込める、笑顔の際の飛び出しも改善されること。

です。

術前デザインです。

眼窩脂肪を覆っている眼窩隔膜を破らないようにして眼窩骨の下縁まで到達したところです。

靭帯処理もして外してあります。また、更に骨膜上を剥離して隔膜を固定するスペースを作っています。

眼窩隔膜を下縁で切開して眼窩脂肪から外していきます。

隔膜を下縁の骨膜に止めたところです。

脂肪の飛び出しが抑え込まれたのが分かりますね。

これがハムラ法、脂肪の再配置の力です。

脱脂はあくまでも脂肪を減量するだけです。取りすぎると窪みますし、取らなさ過ぎると膨らみが残ったり再発します。なので映え重視なクリニックはガッツリ取って変化を求めたり、再発しないようにと多めに取りますのでご注意下さい。

脱脂って美容外科なりたてでも出来る施術ですが、調節していい結果を出すって中々難しいのです。

ハムラ法は難易度も高く出来る医師も限られてますので、注入、脱脂、ハムラと全て提案出来て施術出来る医師を選びましょう。

出来ない施術があると多くは売り上げのために出来る範囲内でしか提案してきません。

術直後です。手術時間は2時間程です。丁寧に止血しながらするので内出血はそんなに出ないことが多いです。

目の下で修正希望の方もよく来られます。

まずは失敗しないためにカウンセリング巡りましょう。

目の下でお悩みの方は是非一度カウンセリングにお越し下さい。

一緒にベストな方法を考えましょう!